2018.11の旅行の記録です。
その5のつづきです。
同行夫妻は朝一の飛行機で帰国してしまいました。
私は昼過ぎの飛行機なので、それまで一人でぶらぶらします。
朝もはよからお散歩。
路面が濡れていますが、これは雨が降ったからではなく、夜中〜早朝は湿度が高くてこうなるらしいです。
日が昇ると乾いてきます。
歩道橋の上から、商店街?のアーケードの屋根が見えたので思わず撮りました。
ノスタルジーというより、寂れた感じ。
日本だったら多分、この状態で放置してると苦情になるんだろうなぁ…まぁ台風とか地震とか災害多いし。
あと、やっぱり清潔観念が違うのだろう。
(日本が潔癖過ぎな感はある)
街の中は古いものと新しいものがごちゃ混ぜです。
でも道路はすっごく綺麗に整備されてて歩きやすい。
30分くらい歩いて、目的のお店に到着。
事前に調べておいた包子のお店。
テイクアウトの注文口から、文明の利器(すまほ)を駆使して注文。
小ぶりな肉まんを二つゲットです。
肉汁が熱々で美味しい。
容れ物はただのビニール袋で、熱でふにゃふにゃになってます。
歩きながら食べて、このまま次の目的地へ。
四川といえば三国志。
成都には、三国志の英雄を祀る武候祠博物館というのがあります。
多分ここが入口。
案内図見る限りとても広そうです。
でも、わたくし三国志はあんまり興味がなく…というか全くわからず…キングダムも読んでおらず…有料の武候祠博物館はごにょごにょ…
というわけで、武候祠博物館に併設されてる錦里(じんり)へゴーしました。
錦里は、古い街並みを再現した観光街。
昨日行った寛窄巷子のようなところで、お土産屋や食べ物屋などいろいろなお店が広い敷地に集まっています。
まだ早い時間なので、お店の開きも人もまばらです。
こんな街並みが綺麗に整備されています。
ここはパンダよりも断然三国志押しで、デフォルメ人形があちこちにありました。
売られてたり
その辺に立ってたり
三国志好きなら、この人形たちのひとつひとつの場面がわかるのでしょうか。
オシャレな展示もありました。
でも雨晒しで傷ついたりしないのかな?
英雄三国?うーん…スルー。
敷地がとにかく広い!
朝から歩きっぱなしなのでかなり体力を消耗してしまいました…。
この武候祠博物館と錦里の大通りを挟んで向かい側はチベット街です。
朝も早すぎてあんまり人はいませんでしたが、このチベット街を取り囲むような周辺道路には、公安と思われる人や車両が点々とありました。
漢字とチベット語が並列で表記されています。
何年か前から中国政府による言語制限が行われていて、最近もチベット語教育の禁止がニュースになっていました。
旅行に行くと、テレビのニュースが現実にあることを実感しますね…。
一通りぶらぶらして、空港に向かう時間が迫ってきたのでホテルに戻ります。
最後に、せっかくなので路線バスに乗ってみました。
ホテルまでは大通りを北上するバスに乗れば良いことが分かったので、とりあえず乗車。
運賃は2元で、前方の運賃ボックス?に入れれば良いらしい。
百度地図と外の景色を見比べながら乗り過ごさないように集中、集中…。
ローカルバスはローカルな人しかいない…中国語以外の案内なんて聞かないし見ないし、必死についていくしかない。
インバウンド?なにそれ?な感じ。
国内市場だけでも手一杯なのか、まだまだこれからなのか。
ホテルに戻ってチェックアウトして、開通したばかりの地下鉄で成都国際空港へ向かいます。
現地では平日の昼間だし(日本は祝日)、そんな慌てなくても大丈夫だろーとのんびり行ったらこの人人人。
どこいっても人いるなぁ。
すごいなぁ。
空港もやっぱりパンダ推し。
レーンの札もこんなんでかわゆい。
帰りの飛行機は1時間ほど遅れましたが無事出発し、帰国しました。
はじめての大陸中国は、言葉の壁に戸惑いながらも概ね楽しくトラブルもなく過ごせて満足でした。
インターネットも事前に購入したsimのおかげでGoogle、LINEなど問題なく使えました。
ただ、決済手段が現金のみの恐怖(電子決済は中国銀行口座がないと使えないのでただの旅行者は利用不可だし、クレジットカードはVISAとか使えないし銀聯も一部のお店だけ)と、インターネットでの国内情報が中国語オンリー(グーグルマップ は非対応ですし…)ってとこが結構大変でした。
とは言え、パンダ基地だけでも成都には行く価値はある!
というわけで、ちっちゃいパンダの集合体を見にきっとまた行くことでしょう。