※2015年7月の旅行の記録です。
前回(その3)のつづき
この日のメイン観光は、2000年前の政治の中心地フォロロマーノとパラティーノの丘です。
相変わらず混むのが嫌なので朝早くから行動開始。
地下鉄でコロッセオ駅へ向かいます。
今回はコロッセオには行きませんので素通りし、北側のフォロロマーノ切符売場へ向かいます。
時間があればセットで観光するのがよいと思いますが、コロッセオはとっても並ぶようなので、回る時間や順番を決めて計画的に行った方がよいと思います。
フォロロマーノの開場は8:30からでしたが、10分前に着いた時には既に何人か人が待っていました。
行列も特になく、チケットを買ったらすんなり入場。
地球の歩き方のおすすめ見学ルート通りに進みます。
古代ローマでは、それぞれの都市に政治・宗教の中心地として「フォルム」と呼ばれる広場を設置していて、今回訪れたフォロロマーノ(FORUM ROMANUMU)は首都に設置された最初のフォルム(広場)です。
5世紀くらいまで使用されていたようですが、首都が移転した後は、異民族の略奪に曝されたり土砂の下に埋もれたり、忘れ去られた遺跡となっていきます。
忘れ去られた遺跡たちは格好の建築材料みなされ、15世紀のローマ市街再建計画の時に使える装飾はどんどん持っていかれてしまったそうです。
(お隣のコロッセオも同じ状況で、コロッセオの大理石はサンピエトロ大聖堂にも使用されているらしい)
19世紀に本格的な発掘調査が行われ、ようやく保護されるようになりました。
1980年に世界遺産にも登録されています。
というわけで、がらんどうの中、基礎っぽい石がごろごろしています。
神殿なども残っていますが、これは持って行かなかったんですね。
好みではなかったのでしょうか…?
凱旋門もあります。
この凱旋門のそばに、ローマの中心とされた「ローマのへそ」があった気がする。
フォロロマーノの南側は、パラティーノの丘という小高い遺跡になっています。
同じ敷地内で続いているので、あんまり違いは分かりません。
フォロロマーノが政治の中心地で、パラティーノの丘は貴族や有力な家柄の人たちが住む住宅地だったそうです。
地形は違うけど、京都御苑みたいな感じでしょうかね。
いつの世も金持ちは高いところに住みたがる…
ラピュタっぽいとこもあります。
建物も結構あるので見どころは多いのですが…地球の歩き方を見ながら行きましたが、なかなか難しいです。
ど素人の私にはみんな同じに見えます。
ところどころにある立て看板も頼りましたが、横文字ではさっぱり頭に入ってきません。
やっぱりこういう観光地はガイドさんがいた方がいいですね。
パラティーノの丘の方にも入り口があるのですが、私たちが出る頃(10時頃)には団体客がたくさん並んでました。
メジャーな観光地は朝早く来るのがおすすめ。
パラティーノの丘を出たら、昨日に引き続き教会巡り開始です。
この日はトラステヴェレ地区の教会を巡りました。
本当はバスに乗って移動したかったのですが、どのバス停で乗ればよいかわからず、1時間くらい歩いて移動しました…炎天下のこの移動は本当につらかった…。
つづく